Search Consoleで毎月チェックすべき3つのこと|クリック率6.7%→18.4%に改善した手順

Search Consoleを設置したまま、ほとんど開いていない。
そういう会社は多いです。
「なんとなく見ているけど、何をすればいいかわからない」というケースも同じです。
Search Consoleはデータを「見る」ためのツールではなく、「改善のヒントを見つける」ためのツールです。
見るだけで終わらせると、設置した意味がありません。
この記事では、クライアントのサイト運用で実際に使っているSearch Consoleのチェック項目と、データをもとに改善につなげた具体的な手順を紹介します。
Search Consoleは「見るだけ」で終わらせない

Search Consoleを開いたとき、数字が並んでいるのを眺めて閉じる。
これでは何も変わりません。
大切なのは、データの中から「伸びしろ」を見つけて、具体的なアクションに落とし込むことです。
クライアントのサイトを運用する中で、Search Consoleのデータをもとにタイトルを修正してクリック率を6.7%から18.4%に改善したことがあります。
別のケースでは、検索順位が50位圏外だったページを10位以内に押し上げたこともあります。
どちらも、特別なSEO施策をしたわけではありません。
Search Consoleのデータを読んで、足りないものを補っただけです。
まず見るべき3つの指標

Search Consoleにはさまざまな機能がありますが、中小企業のサイト運用で毎月必ずチェックすべき指標は3つです。
① クリック数・表示回数・CTR・掲載順位
「検索パフォーマンス」のレポートで確認できます。
- クリック数:実際にサイトに訪れた人数
- 表示回数:検索結果に表示された回数
- CTR(クリック率):表示された中でクリックされた割合
- 掲載順位:検索結果での平均順位
この4つをセットで見ることが重要です。
たとえば「表示回数は多いのにCTRが低い」場合、検索結果には出ているのにクリックされていないということです。
タイトルやディスクリプションを見直すサインです。
CTRの目安は掲載順位によって変わります。自分のサイトの数字と比べてみてください。
| 掲載順位 | CTRの目安 |
|---|---|
| 1〜3位 | 15〜30%以上 |
| 4〜10位 | 5〜15% |
| 10位以下 | 5%未満 |
大切なのは「CTRが何%か」ではなく、「順位のわりにCTRが低くないか」という見方です。
3位なのにCTRが5%なら明らかに低い、10位でCTRが8%なら悪くない、という判断になります。
② どのキーワードで流入しているか
「検索パフォーマンス」→「クエリ」タブで確認できます。
自分が狙っているキーワードで流入しているか、想定外のキーワードで来ているユーザーがいないかを確認します。
想定外のキーワードで表示回数が多い場合、そのキーワードに対応したコンテンツを追加するだけで順位が上がるケースがあります。
③ インデックス状況の確認
「ページ」レポートで、作成したページがGoogleに認識されているかを確認します。
新しい記事を公開してもインデックスされていなければ、検索結果に表示されません。
公開後1〜2週間経ってもインデックスされていないページがあれば、URLを手動で送信して対応します。
アクセスが増えないなと思ったら、インデックスされているか確認してみてください。
実はインデックスされていなかったということも多いです。
できれば、記事を公開したタイミングで、インデックス登録をリクエストしておきましょう。
インデックス登録をリクエストする方法
- サーチコンソール内のURL検査でインデックスさせたいページのURLを入力
- URL が Google に登録されていませんと出たら、インデックス登録をリクエストをクリック
CTRが低いキーワードの見つけ方と改善手順

クライアントのサイトで、あるページの表示回数が多いのにCTRが6.7%にとどまっているケースがありました。
掲載順位は3位です。
先ほどの目安でいえば、3位なら15〜30%が期待値なので、明らかに低い状態でした。
検索結果に出てはいるのに、クリックされていない。
原因はタイトルとディスクリプションが、検索したユーザーの意図とずれていることでした。
改善の手順はシンプルです。
- 「検索パフォーマンス」でCTRを表示回数の多い順に並べる
- 表示回数が多いのにCTRが低いキーワードを探す
- そのキーワードで検索しているユーザーが何を知りたいかを考える
- タイトルとディスクリプションをそのユーザーの意図に合わせて修正する
このページではタイトルをキーワードに合わせて書き直し、ディスクリプションで「このページを読むと何がわかるか」を明示しました。
結果、CTRは6.7%から18.4%に改善されました。
検索順位はほぼ変わっていません。
タイトルとディスクリプションだけで、クリック率が約3倍になったということです。
検索順位50位圏外→10位以内にした方法

別のケースです。
あるキーワードで表示回数がそこそこあるのに、掲載順位が50位圏外というページがありました。
検索結果に出てはいるが、ほぼ誰にも見られていない状態です。
Search Consoleの「クエリ」データを確認すると、そのページに流入しているキーワードのほとんどが、ページの本文でほとんど触れられていないことがわかりました。
対応したのは2つです。
- 流入キーワードに関連するコンテンツをページに追加する
- 見出しにキーワードを自然に含める
内容の追加といっても、大幅なリライトではありません。
「このキーワードで検索しているユーザーが知りたいこと」を考えて、足りていない情報を補っただけです。
これだけで、掲載順位が50位圏外から10位以内に入ってきました。
毎月のチェックルーティン

Search Consoleは毎日開く必要はありません。
月に1回、以下の流れでチェックするだけで十分です。
月次チェックの流れ
- 全体のクリック数・表示回数の推移を確認(先月より増えているか減っているか)
- CTRが低くて表示回数が多いキーワードを探す(改善候補を1〜2個ピックアップ)
- 流入キーワードの中に想定外のものがないか確認(コンテンツ追加のヒントを探す)
- インデックスされていないページがないか確認(あれば手動でURL送信)
1回あたり30分もあれば終わります。
これを毎月続けるだけで、アクセスは少しずつ積み上がっていきます。
まとめ:Search Consoleは「改善のヒント集」として使う
Search Consoleで見るべきことをまとめると、次の3つです。
- CTRが低いキーワードを見つけて、タイトル・ディスクリプションを修正する
- 流入キーワードから、コンテンツに足りていない情報を見つけて追加する
- インデックス状況を定期的に確認する
特別なSEOの知識は必要ありません。
データを見て、ユーザーが何を知りたいかを考えて、コンテンツを補う。
この繰り返しが、アクセスと問い合わせを少しずつ増やしていきます。
「Search Consoleを設置しているけど活用できていない」という方は、まず月1回のチェックルーティンから始めてみてください。
データは見ているけど改善につながっていない、という場合はお気軽にご相談ください。
