申し込みボタンはしつこいくらい置いた方がいい|ボタン配置を変えただけでCVRが3倍になった

ダサいと言われたボタンが、一番クリックされた。
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ホームページを改善しようとするとき、多くの人がデザインやコンテンツの中身に目を向けます。

でも実際に数字を動かしたのは、もっと地味な話でした。

お問い合わせボタンの「置き場所」を変えただけで、CVRが0.3%から1%になった。

大掛かりなリニューアルも、コンテンツの書き直しも、デザインの変更もしていない。

やったのはボタンを増やしただけです。

目次

改善前のサイトはこうなっていた

改善前のサイトには、お問い合わせボタンがヘッダー・メニュー・サイドメニューの3箇所にありました。

一見、十分に思えます。

でも実際にサイトを開いてスクロールしてみると、問題が見えてきます。

コンテンツを読み進めているユーザーが「申し込みたい」と思った瞬間、ボタンを探して画面の上に戻る必要がある。

スマホで見ているユーザーは特にそうです。

サイドメニューは表示されないし、ヘッダーに戻るのも一手間かかる。

「まあ、後でいいか」

そのまま離脱するユーザーが出ていたはずです。

「導線が弱い」と気づいたきっかけ

アクセス数は悪くないのに、CVRが0.3%のまま動かない状態が続いていました。

コンテンツの内容が悪いわけではない。

ページ自体は読まれている。

でも申し込みに繋がらない。

GA4でデータを確認すると、ページの途中で離脱しているユーザーが多いことがわかりました。

「興味はあるけど、申し込みに行けていないのでは」という仮説が生まれました。

ユーザーが申し込もうと思うタイミングは、ページの中に複数あるはずです。

サービスの説明を読んだとき、料金を確認したとき、実績を見たとき⋯。

その瞬間にボタンがなければ、興味は冷める。

やったことはシンプルだった

1セクションごとにお問い合わせボタンを追加しました。

  • サービス説明のセクションの後
  • 料金・費用のセクションの後
  • 実績・事例のセクションの後
  • よくある質問のセクションの後

どのタイミングでスクロールを止めても、すぐそこにボタンがある状態を作りました。

繰り返しますが、コンテンツの内容は一切変えていません。

変えたのはボタンの配置だけです。

結果:CVRが0.3%から1%に

指標改善前改善後
CVR0.3%約1%
アクセス数変化なし変化なし
コンテンツ内容変化なし変化なし

結果は明確でした。

CVRは約3倍になりました。

アクセス数もコンテンツも変えていないのに、です。

ボタンの配置だけでここまで変わる。

それが一番の発見でした。

0.3%から1%という数字だけ見ると小さく感じるかもしれません。

でも月2万セッションのサイトなら、申込みが60件から200件近くに増える計算です。

コンテンツを変えずに、です。

2つの思い込みがCVRを下げていた

この改善を通じて、自分の中にあった2つの思い込みに気づきました。

思い込み①:ボタンが多いとデザインが崩れる

正直、最初は「ボタンを増やしすぎるとデザインがうるさくなる」と思っていました。

でも実際にやってみると、申し込みボタンはしつこいくらい置いた方がいい。

デザインのきれいさよりCVRの方が大事です。

きれいにまとまっていても申し込みが来なければ意味がない。

ホームページはデザインを鑑賞するものではなく、申し込みを獲得するためのものです。

思い込み②:ボタンはデザインに馴染ませるべき

もう一つの思い込みは「ボタンをサイトのデザインに合わせてまとめるべき」というものでした。

これも間違いでした。

馴染ませると、ボタンだと気づかれない

ボタンをサイトのデザインに馴染ませると、ユーザーがボタンだと気づかなくなります。

背景と同じ色系統のボタン、細いフォントのボタン⋯。

これらはデザインとして美しくても、クリックされません。

あえて「浮かせる」方がクリックされる

あえて「浮いた」色や形にする方がクリックされます。

サイトのメインカラーが青なら、ボタンはオレンジや赤にする。

「なんか浮いてるな」と感じるくらいが、ユーザーには「押せるボタン」として認識されます。

「ダサい」と言われたけど、数字が証明した

実際、クライアントから「このボタン、ダサくないですか?」と言われたことがあります。

そのとき正直に思ったのは、「ダサいと感じるくらい目立っているなら、ユーザーにも絶対に気づかれる」ということでした。

「一旦試してみましょう」と提案して数字を見てもらった結果、クライアントも納得してくれました。

デザインの好みより、CVRが答えを出してくれます。

理想は「どこを見ていても申し込みボタンがある」状態

ユーザーが申し込もうと思った瞬間に、必ずボタンが目の前にある状態を作る。

これが理想です。

ヘッダーのボタンに気づかないユーザーもいます。

サイドメニューはスマホでは見えません。

ページの一番下まで読み切るユーザーは思ったより少ない。

だからこそ、ボタンは各所に置く必要があります。

さらに一歩進めるなら、スマホ画面の下部に固定表示されるフッターバナーもおすすめです。

どこをスクロールしていても常にボタンが表示され続けるため、「どこを見ていてもボタンがある状態」を最も手軽に実現できます。

まず自分のサイトで確認すべきこと

難しいことは何もありません。

今すぐできる確認が1つあります。

スマホで自社サイトを開いて、縦にスクロールしながら「このタイミングで申し込もうと思ったらどうするか」を確認する。

スクロールしている途中でボタンが見当たらない箇所があれば、そこが機会損失になっています。

その箇所にボタンを1つ追加するだけで、CVRが動く可能性があります。

コンテンツを書き直す前に、まずここを確認してみてください。

まとめ

今回やったことを振り返ると、特別なことは何もありません。

  • ボタンをヘッダーだけに置いていた
  • 1セクションごとにボタンを追加した
  • デザインに馴染ませず、あえて目立たせた
  • どこを見ていても申し込みボタンがある状態を作った

それだけでCVRが0.3%から1%になりました。

「アクセスはあるのに申し込みが増えない」と感じているなら、コンテンツを書き直す前にボタンの配置を見直してみてください。

地味な改善が、一番数字を動かすことがあります。


「アクセスはあるのに申し込みが来ない」という状態は、コンテンツの問題よりボタンの配置の問題である場合が少なくありません。

SALUTAMでは現状のサイト診断から改善の優先順位付けまでサポートしています。

まずはお気軽にご相談ください。

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