
ホームページの信頼性を高める方法|顔出ししなくても「実在する会社」だと伝える具体策

ホームページの信頼性を高めたいなら、答えは「実在性を伝えること」です。
そして実在性こそ、中小企業が大手に勝てる数少ない武器です。
大手の比較サイトやまとめサイト、個人のブログには、「実在する一つの会社」という顔がありません。
住所があり、電話がつながり、実名の担当者がいて、過去の実績がある⋯。
これは中小企業だからこそ出せる強みです。
「実在性を伝える一番強い手段は、担当者の顔出し」です。
ただし、顔出しは必須ではありません。
出したくない、出せない事情がある会社はたくさんあります。
それでも信頼性は伝えられます。
この記事では、実際にクライアントのサイトで顔出しが申込みを増やした事例を紹介したうえで、顔を出さずに「実在する会社だ」と伝える具体的な方法を、段階に分けて解説します。
ちなみにこのサイト(SALUTAM)も、顔写真は出していません。
それでも信頼性を保てている理由も、最後に書きます。
目次
信頼性は、問い合わせの直前で壁になる

アクセスはあるのに問い合わせが来ない。
この相談はとても多いです。
原因の多くは、申込みボタンを押す直前の「この会社、本当に大丈夫か?」という不安です。
ユーザーは、申込みフォームや問い合わせボタンの前で必ず一度立ち止まります。
商品やサービスの内容ではなく、「この会社に連絡して大丈夫なのか」を判断しようとするからです。
ここで安心材料が見つからなければ、そっと離脱します。
つまり信頼性は、デザインの飾りではなく、コンバージョン(申込み・問い合わせ)の最終関門です。
ここを越えられないと、どれだけアクセスを集めても成果につながりません。
※問い合わせが来ない原因をもっと幅広く知りたい方は、ホームページはあるのに問い合わせが来ない会社に共通する6つの原因も参考にしてください。
中小企業の武器は「実在性」|大手や個人ブログにはない

検索結果の上位は、大手の比較サイトやまとめサイトが占めていることが多いです。
一見すると、中小企業に勝ち目はないように見えます。
ですが、これらのサイトには決定的に欠けているものがあります。「実在する一社」としての存在感です。
- 大手比較サイト:たくさんの会社を並べているだけで、自分たちが何かを提供しているわけではない
- 個人ブログ:書き手が誰なのか、本当に実在するのかが分からない
- 中小企業のサイト:住所・電話・実名・実績という、検証できる実在性がある
今の検索エンジンは、「この情報の発信者は信頼できるのか」を強く見るようになっています。
実在が確認できる会社は、この環境で有利な立場にあります。
皮肉なことに、規模では負けている中小企業のほうが、「実在している」という一点では大手のまとめサイトに勝てるのです。
※なぜ「信頼できる発信者か」が重視される時代になったのかは、月33万PVのメディアが飛んだ話|信頼性の時代に中小企業がブログで上位を取る条件で詳しく書いています。
顔出しは実在性の最強の一手|ガンプラ買取サイトの事例

実在性を伝える手段の中で、最も強いのが「担当者の顔出し」です。
弊社がゼロから制作・運用したガンプラ買取サイトでは、担当者の顔写真と実名、そしてガンプラへの本音のコメントをページに掲載しました。
買取というサービスは、顔の見えない相手に大切なものを送る行為です。
ユーザーの不安は非常に大きい。
そこで「この人が査定してくれるんだ」と分かるようにしただけで、申込みのハードルが下がりました。
顔出しと合わせて、次の2つも実装しています。
- 他社との比較表:送料・キャンセル料・査定日数・振込スピードを並べて見せる。ユーザーはどうせ自分で比較するので、自社ページで比較してもらったほうが離脱を防げる
- 不安の先回り:「送料無料」「キャンセル料無料」「査定後に金額を確認してから承諾」というフローを図解で見せる
結果として、このサイトは「ガンプラ 買取」で検索1位を獲得し、現在は広告費を月3万円程度に抑えながら、月70件前後の申込みを継続的に獲得できています。
顔出しが効くのは、「実在する人が責任を持って対応している」と一目で伝わるからです。
※このサイトの全体像はガンプラ買取サイトをゼロから作ってGoogle1位を獲得した話にまとめています。
でも顔は出したくない|それでも信頼性は伝えられる

ここまで読んで、「顔出しが効くのは分かったけど、自分は出したくない」と感じた方も多いと思います。
それで問題ありません。
顔出しは「一番強い手段」ですが、「唯一の手段」ではないからです。
実在性は、出せる範囲で積み上げていけます。
下にいくほど「自分が何者かを開示する」から「実力で信頼を勝ち取る」へと性質が変わります。
できるところから手をつけてください。
1. 住所・電話・地図を載せる
実店舗があるなら、これが一番手っ取り早く、かつ強力です。
住所・電話番号・地図を正確に載せるだけで、「ここに行けば本当に存在する会社だ」と伝わります。
Googleマップに正しく登録されていれば、実在性はほぼ最大になります。
2. Googleビジネスプロフィールに登録する
「住所を一般公開するのは抵抗がある」という場合は、Googleビジネスプロフィールが有効です。
店舗に客が来ない業態(コンサル・士業・出張サービスなど)は、「サービス提供地域型ビジネス」として登録できます。
この形なら、住所を地図上に表示せず、対応エリアだけを掲載できます。
電話番号も同じように、マップ上に表示しないことができます。
注意点は2つです。
1つは、オーナー確認のために実際の住所をGoogle側には伝える必要があること(確認コードを受け取るため)。
ただし、この確認用の住所は検索結果やマップには表示されません。
もう1つは、連絡手段として「電話番号」か「ウェブサイト」のどちらか一方は登録が必要なこと。
両方を空にすることはできませんが、逆に言えばサイトさえあれば電話番号は出さなくても登録できます。
つまり「住所も電話番号も一般には出したくないが、実在することは示したい」という会社にちょうど合う方法です。
Googleに認証されたビジネスとしてマップ上に掲載されること自体が、実在性のシグナルになります。
※Googleビジネスプロフィールを登録したのに反応がない場合の原因は「効果ない」Googleビジネスプロフィール|5つの原因で解説しています。
3. 実名・役職・経歴を出す
顔写真は出さなくても、実名と役職、簡単な経歴を載せるだけで印象は変わります。
「誰が運営しているか分からないサイト」と「名前と肩書きが分かるサイト」では、安心感がまったく違います。
4. 具体的な実績・数字・お客様の声を載せる
「実績○件」「△△業界で□年」といった具体的な数字や、実際のお客様の声は、第三者の視点からの信頼の裏付けになります。
自分で「うちは信頼できます」と言うより、数字と他者の言葉が語るほうがはるかに説得力があります。
5. コンテンツの質そのもので信頼を積む
最後は、顔も住所も出さずに信頼を勝ち取る方法です。
それは、ユーザー目線で徹底的に作り込んだコンテンツを出し続けることです。
「この疑問にここまで丁寧に答えてくれるサイトは他にない」と感じてもらえれば、運営者が誰かを知らなくても、ユーザーは「ここは詳しい=信頼できる」と判断します。
実際、運営者の顔を前面に出さずに、質の高いコンテンツの蓄積だけで信頼と集客を確立しているメディアはいくつもあります。
コンテンツの質は、住所や顔のように「開示する」ものではなく、「実力で示す」信頼です。
だからこそ、どんな会社でも、時間をかければ必ず積み上げられます。
やってはいけない「実在性の偽装」

実在性が大事だからといって、やってはいけないことがあります。
ありもしない実績を作る、拾い物の写真を使う、関係のない受賞ロゴを並べる。
こうした「実在性の偽装」です。
実在性は、盛るものではなく、開示するものです。
嘘や誇張はいずれユーザーに見抜かれ、信頼を一気に失います。
出せる範囲の本当のことを、誠実に出す。
それが結局いちばん効きます。
まとめ:信頼性は「出せる範囲で実在性を積む」こと
ホームページの信頼性を高める方法を振り返ると、本質はシンプルです。
- 信頼性=実在性。中小企業が大手に勝てる武器
- 顔出しは最強だが必須ではない
- 住所・電話 → Googleビジネスプロフィール → 実名・経歴 → 実績・お客様の声 → コンテンツの質、と出せる範囲で積めばいい
- 偽装はNG。実在性は盛るものではなく開示するもの
最後に、このサイト(SALUTAM)自身の話をします。
実はこのサイトも、運営者の顔写真は出していません。
それでも信頼性を保てているのは、具体的な実績と数字を開示し、ユーザー目線で作り込んだコンテンツを出し続けているからです。
先ほどの階段でいえば、4段目(実績)と5段目(コンテンツの質)で実在性を伝えている、ということになります。
「顔を出さないと信頼されないのでは」と不安に思っていた方も、できることはたくさんあります。
もし、「実在性をどう見せればいいか分からない」「自社サイトのどこが信頼の壁になっているか診断してほしい」と感じているなら、一度ご相談ください。
SALUTAMは、中小企業のWeb業務を全面的にサポートしています。
あなたの会社が持っている実在性を、申込みにつながる形でサイトに反映するお手伝いができます。