月33万PVのメディアが飛んだ話|信頼性の時代に中小企業がブログで上位を取る条件

月33万PVのメディアが、一夜で圏外に飛んだ。 それでも中小企業がブログで勝てる理由
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以前、ガジェット系のメディアを運営していました。

月6,000PVからスタートして、最終的に月33万PVまで伸ばしたメディアです。

検索5位以内の記事が50本以上、全体の8割が50位以内に入っていて、企業からのレビュー依頼もそこそこ来ていました。

アフィリエイト収益が中心で、月10万円ほどの売上がありました。

それが、Googleのアップデートで一夜にしてほぼ圏外まで飛びました。

このとき味わった悔しさと、そこから見えてきたことが、今のクライアント支援の考え方の土台になっています。

そして結論から言うと、あの経験から学んだのは「これからのブログは、むしろ中小企業の方が有利」ということでした。

この記事では、何が起きたのか、検索の何が変わったのか、そして中小企業が今からブログで上位を取るための条件を、実体験をもとに書きます。

目次

結論:信頼性の時代になったからこそ、中小企業は有利

先に結論です。

検索エンジンは、記事の「内容」だけでなく「誰が・どこが書いているか」という信頼性を以前より重く見るようになりました。

これは個人ブログには逆風です。

実際、私のメディアも競合のガジェットブログも、軒並み飛びました。

ですが、中小企業にとってはむしろチャンスです。

実在する会社で、住所も電話番号もある。

それだけで、個人ブログより信頼性の高い状態からスタートできるからです。

あとは「自社の経験を活かしたオリジナルの記事」を書けるかどうか。

ここさえ押さえれば、上位表示の難易度はそれほど高くありません。

なぜそう言えるのか。

まず、何が起きたのかを話します。

何が起きたか:質の高い記事が、まとめて圏外に飛んだ

当時のGoogle Analytics

好調だったメディアのアクセスが、あるアップデートを境に一気に下落。

検索結果を見てみると、上位は大手ドメインのサイトがずらりと並んでいました。

気になって競合のガジェットブログをいくつか確認したのですが、どこも同じように検索圏外に飛んでいる状況です。

私のメディアだけの問題ではありませんでした。

つらかったのは、飛んだ記事が手抜きの記事ではなかったことです。

製品を実際に購入し、自分で写真を撮影し、他製品と比較して、デメリットまで正直に書いた⋯。

そういうオリジナルで質の高いコンテンツでも勝てなくなっていました。

どうやってこのメディアを伸ばしたかは『【月間6,742PV→313,695PV】キーボード・ガジェット系メディアをSEOのみで約8ヶ月で46倍に成長させた事例』に書いていますが、その努力が通用しなくなったわけです。

ハウツー記事も、メーカー公式に負けるようになった

もう一つ象徴的だったのが、ハウツー系の記事です。

たとえば「キーボードのキー配列を変更する方法」「マウスが故障したときの対処法」といった記事。

こうした検索では、メーカーの「よくあるご質問(FAQ)」ページが上位を独占するようになりました。

問題は、そのFAQでは解決しない人が一定数いることです。

公式の手順を試してもダメだった人のために、ブログで別の解決策を紹介している。

本来その人にとって役立つのはブログの方なのに、検索結果では上位に出てこない。

これはつまり、検索エンジンが「記事の内容そのもの」よりも「発信元の信頼性」に比重を移したということです。

中身で勝っていても、ドメインの格で負ける。

そういう構造に変わっていました。

今は少し緩んだが、信頼性重視の流れは変わらない

正直に言うと、当時よりは少し揺り戻しがあって、今は個人サイトでも以前より戦いやすくなった印象はあります。

ですが、信頼性に比重が置かれているという大きな流れ自体は変わっていません。

「誰が書いたか」「どこに載っているか」が評価される時代だという前提は、今後ブログをやるなら持っておいた方がいいです。

そして、ここからが中小企業にとって大事な話になります。

では、中小企業はどう戦うか

信頼性の時代は、個人ブログには逆風でも、中小企業には追い風です。

理由を整理します。

1. 中小企業は、最初から信頼性が高い

実在する会社で、住所があり、電話番号がある。

運営者が明確で、事業として責任を負っている。

これは、匿名の個人ブログにはない強みです。

検索エンジンが信頼性を重視するなら、その土俵では中小企業の方が最初から有利な位置に立っています。

スタートラインが違うんです。

2. 自社の経験という、誰にも書けない情報がある

上位表示の鍵は、結局ここです。

どこかで調べればわかる一般論ではなく、自社が現場で得た経験をどれだけオリジナルの情報として書けるか。

ハウツー記事を書くときも同じです。

一般的な手順をなぞるだけでは、メーカー公式や大手に勝てません。

「うちのお客さんでこういうケースがあって、こう対処した」という自社ならではの経験を入れる。

それが他社には真似できない価値になります。

ネタの選び方は『売上に繋がる中小企業ブログのネタ選び』も参考にしてください。

3. AI時代だからこそ、オリジナル情報が効く

今は誰でもAIで一般的な記事を量産できます。

だからこそ、調べればわかることを書いた記事はますます埋もれていきます。

逆に言えば、AIには書けない「自社の一次情報」を持っているところが、これから強くなります。

実際、私が支援しているクライアントでも、自社に関連したテーマのブログは早い段階で検索上位に表示される事例がたくさんあります。

会社の信頼性と、現場の経験。

この2つが噛み合うと、ちゃんと結果が出ます。

それでも、ブレてはいけない原則

時代が変わっても、変わらないことが一つだけあります。

読んだ人が、今より少しでも良い生活を送れるように記事を書くこと。

ここだけはブレません。

アクセスがほしいからといって、検索ボリュームの多いキーワードで、調べればわかる一般的なことだけを書く⋯。

そういう記事は、もう上位表示が難しくなりました。

読者の役に立つことを真ん中に置いて、そこに自社の経験を乗せる。

順番はいつもこれです。

まとめ:飛んだ経験が教えてくれたこと

振り返ると、メディアが飛んだ経験は痛手でしたが、学びは大きかったです。

  • 検索は「内容」より「信頼性」を重視する方向に変わった
  • 質の高い記事でも、ドメインの格で負ける場面が出てきた
  • でも中小企業は、実在する会社という信頼性を最初から持っている
  • 自社の経験を活かしたオリジナル記事を書けば、上位表示は難しくない
  • AI時代こそ、一次情報を持つ会社が強い
  • 変わらない原則は「読者の生活を良くするために書く」こと

一つのプラットフォームに全部を預けると、アルゴリズムの変化一つで足元が崩れます。

それを身をもって知ったからこそ、今は「自社の経験を、自社のサイトに資産として積み上げる」ことの大切さを実感しています。

「ブログを書いているのに上位に出ない」

「何を書けば自社の強みになるのかわからない」

もしそんな状態なら、原因は記事の量や文章力ではなく、自社の経験をコンテンツに変えられていないことかもしれません。


どこから手をつければいいか迷ったら、SALUTAMが御社の強みの棚卸しから、勝てるテーマ選びまで一緒に考えます。

お気軽にご相談ください。

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