ホームページをリニューアルしたのにアクセスが増えない会社に共通する理由

「リニューアルしたばかりなのに、アクセスも問い合わせも変わらない」
この相談は、思っている以上によく来ます。
制作会社に依頼して、デザインをきれいにして、スマートフォン対応もして、それなりの費用をかけた。
それでも何も変わらなかった。そういう状況です。
原因はリニューアルのやり方にあります。
デザインを刷新することと、アクセスを増やすことは、別の話だからです。
リニューアルで解決できること・できないこと

まず整理しておきたいのは、リニューアルが何を解決して、何を解決しないかです。
リニューアルで改善できることは、見た目・使いやすさ・表示速度・スマートフォン対応などです。
古くなったデザインを刷新したり、ページの読み込みを速くしたりすることは、リニューアルの効果として期待できます。
一方で、リニューアルだけでは解決しないことがあります。
それが「アクセスを増やすこと」です。
アクセスが増えるかどうかは、Googleにどう評価されるかにかかっています。
デザインをきれいにしても、Googleの評価はすぐには変わりません。
それどころか、やり方を間違えるとリニューアル前より順位が下がることすらあります。
「リニューアルすればアクセスが増える」という前提が、そもそも間違っています。
アクセスが増えない会社に共通する4つの理由

① キーワード設計がないままデザインだけ変えた
リニューアルを制作会社に依頼すると、打ち合わせの中心は「デザインの方向性」「載せる情報の整理」になることがほとんどです。
「どのキーワードで検索されたいか」「ユーザーのどんな疑問に答えるか」という話は、あまり出てきません。
結果として、見た目はきれいになったけれど、Googleから見たときに「このサイトは何の専門サイトか」が伝わらないページができあがります。
デザインがどれだけ洗練されていても、キーワードの設計がなければ検索順位は上がりません。
② 既存ページのURLが変わってSEO評価がリセットされた
これが一番見落とされやすい落とし穴です。
リニューアル前のサイトで、すでにGoogleからある程度評価されていたページがあったとします。
そのページのURLがリニューアルで変わると、それまで積み上げてきたSEO評価がリセットされます。
例えば、/service.html だったページが /services/web/ に変わったとき、適切なリダイレクト設定をしていないと、Googleは新しいURLを別ページとして認識します。
古いページの評価は引き継がれません。
リニューアル直後にアクセスが急減するケースの多くは、これが原因です。
③ コンテンツの量・質が変わっていない
リニューアルでページのデザインや構成を整えても、書いてある内容が変わっていなければ、Googleの評価は変わりません。
むしろ、リニューアルの際に「情報を整理しよう」という名目でページを削減すると、サイト全体のコンテンツ量が減り、評価が下がることがあります。
Googleが評価するのは、ユーザーの疑問にどれだけ答えられているかです。
デザインではなくコンテンツです。
④ リニューアル後に何もしていない
リニューアルを終えた時点で、力を使い果たしてしまうケースがよくあります。
新しいサイトが公開された後、更新が止まる。
ページが増えない。
Googleから見ると「このサイトは動いていない」という状態になります。
SEOは積み上げるものです。
リニューアルはスタートラインに立ち直したに過ぎません。
その後どれだけコンテンツを増やし、更新し続けるかで結果が変わります。
リニューアルをムダにしないために最低限やること

URLを変える場合は必ずリダイレクトを設定する
リニューアルでURLが変わる場合、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。
これにより、旧ページが持っていたSEO評価を新ページに引き継ぐことができます。
制作会社に依頼するときは、「URLが変わる場合はリダイレクトをお願いしたい」と事前に伝えておくことを勧めます。
言わないとやってくれないことがほとんどです。
キーワード設計をリニューアル前にやる
ページの構成やコンテンツを決める前に、「どのキーワードで来た人に何を伝えるか」を決めます。
これがないままリニューアルすると、また同じことになります。
キーワードの選び方については、以下の記事で詳しく書いています。
中小企業がSEOキーワードを選ぶ方法|検索ボリュームより先に見るべきもの
公開後の更新を続ける体制を作る
リニューアル後に何をするかを、公開前に決めておきます。
月に何本記事を書くか、どのページを定期的に更新するか。
体制がないまま公開すると、また放置サイトになります。
リニューアル後にアクセスを実際に増やすためにやること

リニューアルで土台を整えたあと、アクセスを増やすために必要なことは3つです。
1.ユーザーの疑問に答えるページを増やす
Googleが評価するのは、ユーザーの検索意図に応えているページです。
サービスページや会社概要だけでは、検索で評価されるページ数に限界があります。
「よくある質問」「事例紹介」「業務に関連するハウツー記事」など、ユーザーが検索しそうな疑問に正面から答えるページを継続的に増やしていくことが、アクセスアップの基本です。
1ページで1つの疑問に答える。
これを積み重ねるほど、サイト全体の評価が上がります。
2.Search Consoleで現状を把握して、伸びしろを探す
サイトを公開したら、Google Search Consoleを必ず設定します。
どのキーワードで表示されているか、クリックされているかが数字で確認できます。
特に注目すべきは「表示回数は多いのにクリック数が少ないキーワード」です。
Googleには認識されているのに選ばれていない状態なので、タイトルや内容を改善することで比較的短期間で効果が出やすい。
新しいページをゼロから作るより、すでに評価されかけているページを強化する方が、効率よくアクセスを伸ばせます。
3.既存ページを定期的に更新する
Googleは更新されているサイトを「生きているサイト」として評価します。
逆に、公開後に何も変わらないサイトは、徐々に評価が下がっていきます。
買取価格・サービス内容・事例・スタッフブログなど、定期的に更新できるコンテンツをサイト内に設けておくと、Googleのクローラーが頻繁にサイトを巡回するようになります。
週1回でも月2回でも、更新し続けることが大切です。
更新頻度とアクセスの関係については、実際のGA4データをもとに検証した記事も書いています。
まとめ
リニューアルしてもアクセスが増えない理由は、ほぼ共通しています。
- キーワード設計がないままデザインだけ変えた
- URLが変わったのにリダイレクトを設定しなかった
- コンテンツの量・質が変わっていない
- リニューアル後に更新が止まった
リニューアルはアクセスを増やす手段ではありません。
アクセスを増やすには、リニューアル後にユーザーの疑問に答えるページを積み上げ、Search Consoleで現状を把握しながら更新し続けることが必要です。
リニューアルはあくまでスタートラインです。
その後に何をするかで、結果が変わります。
「リニューアルを検討しているが、何から手をつければいいかわからない」「リニューアルしたのにアクセスが戻らない」という場合は、SALUTAMにご相談ください。
現状のサイトを確認した上で、本当に必要なことを整理します。
