「MEO対策します」の営業電話は危ない|悪質業者6つの特徴

「MEO対策、月3万円で1位保証します」
こういう営業電話、中小企業にはしょっちゅうかかってきます。
MEO業界には真っ当な会社もあれば、Googleのガイドライン違反スレスレで順位だけ上げて逃げる悪質業者も少なくありません。
しかも最悪の場合、業者に任せたことが原因でGoogleビジネスプロフィール(GBP)のアカウントが停止され、店舗情報そのものが検索結果から消えるケースまであります。
この記事では、悪質業者に共通する6つの特徴と、契約前に必ず聞くべき質問を解説します。
先に結論:悪質業者に共通する6つの特徴

詳細は後述しますが、まず結論から挙げます。
- 電話・DMでの突然の営業が多い
- 「順位保証」「1位確約」をうたう
- GBPのアカウントを業者名義で作ろうとする
- 口コミの偽装・代行を提案してくる
- ビジネス名・住所にキーワードを詰め込もうとする
- レポートがない、または「順位」しか報告しない
この6つのうち、3つ以上に該当する業者は契約を見送ったほうがいいです。
では、1つずつ解説していきます。
特徴1. 電話・DMでの突然の営業が多い

真っ当なMEO業者は、基本的に営業電話をしません。
理由はシンプルで、実力がある業者には、情報発信や既存顧客からの紹介で仕事が入ってくるからです。
逆に、電話営業やDMを大量に送っている業者は、売上の立て方が営業力に依存していると言い換えられます。技術や成果で選ばれていないということです。
特に危ない営業トーク
以下のような言葉が出てきたら要注意です。
- 「今月限定のキャンペーンです」
- 「今なら特別価格で」
- 「このエリアで契約枠が残り1社です」
- 「今日中にお決めいただければ初期費用無料です」
焦らせて判断時間を奪うのは、悪質業者の典型的な手口です。
本当に良い業者なら、ゆっくり比較してもらっても勝てる自信があるはず。急かす必要がありません。
これはMEOに限った話ではなく、「SEO対策します」と営業してくる業者にも共通する特徴です。
特徴2. 「順位保証」「1位確約」をうたう

「1位になるまで料金をいただきません」
「3ヶ月以内に上位表示を保証します」
こういう売り文句を出す業者は、ほぼ確実に危険です。
なぜ順位保証はできないのか
Googleのアルゴリズムは公開されていません。
どの要素がどれくらい順位に影響するか、Google社員以外は正確に知りません。
つまり、誰にも「絶対に1位にする」という約束はできないのです。
それを「保証する」と言い切る業者は、2つのどちらかです。
- 正直ではない(できないことをできると言っている)
- ガイドライン違反の手口を使うつもりでいる
どちらにしても、契約は避けるべきです。
Google公式も警告している
Googleのヘルプセンターでも、「SEOやMEOで順位を保証すると謳う第三者のサービスには注意するように」という旨の案内が出ています。
公式が注意喚起している時点で、順位保証をうたう業者は業界のブラックリスト的存在だと考えていいです。
特徴3. GBPのアカウントを業者名義で作ろうとする

これが一番重大なリスクです。
MEO対策を始めるにはGBPのアカウントが必要ですが、悪質業者はこのアカウントを業者側のGoogleアカウントで作成することがあります。
表向きは「お客様の手間を省くため」という説明ですが、実態はアカウントを人質に取るための手口です。
契約終了時に起きること
契約を解約しようとしたとき、こう言われるケースが報告されています。
- 「アカウントはうちで作ったので、解約するなら削除します」
- 「契約を続けるなら、このまま運用します。やめるなら元に戻します」
- 「オーナー権限は渡せません」
こうなると、今まで積み上げてきた口コミ・写真・評価がすべて失われるリスクがあります。
数年かけて蓄積したMEO資産が一瞬でゼロに戻ります。
必ず自社のGoogleアカウントで作る
契約前に、以下を必ず確認します。
- GBPは自社名義のGoogleアカウントで作成してもらう
- オーナー権限は自社が持つ(業者には「管理者」権限までしか渡さない)
- 契約終了後もアカウントが自社に残ることを契約書に明記してもらう
ここを曖昧にしたまま契約に進む業者は、それだけで候補から外していいです。
特徴4. 口コミの偽装・代行を提案してくる

「口コミを増やすために、弊社で代筆します」
「サクラレビューを◯件投稿できます」
「高評価の口コミを集める仕組みがあります」
こういう提案をしてくる業者は、即刻契約を避けてください。
なぜ危険なのか
口コミの偽装は、Googleのガイドラインで明確に禁止されています。
Googleは近年、AIを使って不自然な口コミを自動検知する仕組みを強化しています。
一時的には順位が上がっても、検知された瞬間に以下のリスクがあります。
- 口コミが一斉に削除される
- ビジネスプロフィールに警告が表示される
- 最悪の場合、アカウントそのものが停止される
アカウントが停止されると、再申請しても復旧は容易ではなく、多くの場合ビジネスの検索可視性を失います。
業者に依頼しなくても口コミは増やせる
口コミは、店内にQRコードを置いたり、レシートに印刷したり、地道に仕組みを作れば自然に増えていきます。
急ぐ必要はありません。
前回の記事で紹介した関東のクレーンゲーム専門店も、正規の方法で口コミ100件以上を蓄積しています。
詳しくはGoogleビジネスプロフィールが「効果ない」と感じる中小企業に共通する5つの原因で書いています。
「口コミを買う」のではなく、「口コミが自然に集まる仕組みを作る」のが正しいアプローチです。
特徴5. ビジネス名・住所にキーワードを詰め込もうとする

「店名に『格安』『駅前』『人気』を入れると検索に引っかかりやすいですよ」
こう提案してくる業者がいます。
これも完全にガイドライン違反です。
何が違反なのか
Googleのガイドラインでは、ビジネス名は看板や公式サイトで実際に使っている名前と一致させる必要があります。
たとえば実店舗の看板が「Salon A」なのに、GBPには「Salon A 格安 駅前 人気 美容室」と登録するのは違反です。
住所欄にキーワードを入れるのも同様に禁止されています。
違反するとどうなるか
Googleはビジネス名・住所のスパム検知も強化しています。
検知されると以下のような問題が発生する可能性があります。
- 登録内容が勝手に修正される
- プロフィールが一時停止される
- 悪質だと判断されるとアカウント停止
一時的に検索順位が上がったとしても、長期的に見れば完全にマイナスです。
まともな業者は、そもそもこの手法を提案してきません。
特徴6. レポートがない、または「順位」しか報告しない

契約してから毎月届くレポートの内容を見れば、その業者が本物かどうかがわかります。
危険なレポートの特徴
- 「今月も◯位を維持しています」という順位だけの報告
- レポートそのものがない
- 数字の根拠(どうやって測定したか)が示されない
順位だけ報告する業者が多いのは、それ以外を見せたくないからです。
MEOのゴールは「順位」ではなく「集客」
そもそも順位が上がっても、以下の数字が伸びていなければ意味がありません。
- ビジネスプロフィールの閲覧数
- ウェブサイトへのクリック数
- 電話タップ数
- ルート検索数
- 口コミの増減
これらは全部、GBPのインサイトで確認できる指標です。
優良な業者は、順位だけでなくこれらのインサイトデータも合わせて報告し、「順位が上がったけど問い合わせは増えていないから、次はこの施策を」という改善提案まで出してきます。
逆に言えば、順位しか見せないレポートは、実際は集客に貢献できていない可能性が高いということです。
契約前に必ず聞くべき5つの質問

ここまでの話を踏まえて、業者と契約する前に以下の5つの質問をしてください。
| 質問 | 危険な回答 |
|---|---|
| 1:GBPのアカウントは自社名義で作成しますか? | 「弊社名義で作ります」 |
| 2:契約終了後、施策を元に戻すことはありますか? | 「戻す場合があります」 |
| 3:順位保証はしますか? | 「1位保証します」 |
| 4:口コミの代行・投稿代筆はしますか? | 「できます」 |
| 5:毎月のレポートには順位以外に何が含まれますか? | 「順位のみです」 |
この5つを聞いて、1つでも危険な回答があれば契約を見送る。
それくらいの基準で臨んでいいです。
そもそもMEOは自社で対応できる

業者選びで悩む前に、もう1つ伝えておきたいことがあります。
MEOは、自社でも十分に対応できる施策です。
SEO対策のように複雑な内部構造をいじる必要はありません。
GBPに情報を正しく入れて、写真を定期的に投稿し、口コミに返信する。
基本はこれだけです。
弊社で運用している関東のクレーンゲーム専門店は、特別なテクニックを使わずに最寄駅から遠い立地で月2〜4万人がビジネスプロフィールを閲覧する状態を作っています。
自社運用でも結果は出ます。
具体的な運用方法は、Googleビジネスプロフィールが「効果ない」と感じる中小企業に共通する5つの原因で書いています。
業者に任せるかどうか判断する前に、まず自社で何ができるかを知っておくだけで、交渉の目線が大きく変わります。
まとめ:営業してくる業者ほど、中身は薄い
悪質業者の6つの特徴を振り返ります。
- 電話・DMでの突然の営業が多い
- 「順位保証」「1位確約」をうたう
- GBPのアカウントを業者名義で作ろうとする
- 口コミの偽装・代行を提案してくる
- ビジネス名・住所にキーワードを詰め込もうとする
- レポートがない、または「順位」しか報告しない
共通しているのは、どれもお客様ではなく業者の都合で設計されていることです。
営業電話で強引に契約させる、アカウントを人質に取る、ガイドライン違反で短期的に順位だけ上げる。
こういう動きが見えたら、それは「あなたの集客」より「自社の売上」を優先している業者です。
MEOは正しくやれば、中小企業でも大手に勝てる数少ない施策です。
「営業電話をもらって判断に迷っている」「すでに契約している業者が怪しい気がする」「まずは自社でできる範囲から試したい」という場合は、SALUTAMにお気軽にご相談ください。
業者との契約前のセカンドオピニオンとしても活用いただけます。
