ホームページはあるのに問い合わせが来ない会社に共通する6つの原因

「ホームページは作った。アクセスもそこそこある。でも問い合わせが全然来ない。」
こういう相談を受けることがよくあります。
原因を調べてみると、毎回といっていいほど共通するパターンがあります。
特別なことは何もしていないのに問い合わせが来ない会社には、だいたい同じ「穴」があるのです。
この記事では、問い合わせが来ない会社に共通する6つの原因と、それぞれの改善ポイントを解説します。
心当たりがないか、自社サイトと照らし合わせながら読んでみてください。
原因① サイトの目的が複数あって、ユーザーが迷う

問い合わせが来ないサイトを見ると、そもそも「このサイトで何をしてほしいのか」が曖昧なケースが少なくありません。
よくあるのが、1つのサイトで複数の目的を同時に達成しようとしているパターンです。
- トップページに「サービスの申し込み」「採用情報」「セール情報」「お知らせ」が並んでいる
- 問い合わせボタンと採用エントリーボタンが同じ目立ち方で置かれている
- ページを開いても、会社が何をしている会社なのかすぐに伝わらない
ユーザーは「自分が何をすべきか」がわからないと、何もせずに離脱します。
複数の目的を詰め込むほど、1つ1つの行動を促す力が弱くなります。
サイトのゴールを1つに絞ってください。
「このサイトに来た人に、最終的にどんな行動を取ってほしいか」を明確にして、すべてのページをそこに向けて設計し直すことが重要です。
採用情報やセール情報が必要なら別ページに切り出し、トップからの導線を整理するだけでも見違えます。
原因② CTAが弱い・見つけにくい

CTAとは「Call To Action」の略で、「お問い合わせはこちら」「今すぐ相談する」といった、ユーザーに次のアクションを促すボタンやリンクのことです。
問い合わせが来ないサイトを見ると、このCTAに問題があるケースが非常に多いです。
よくある症状はこの3つです。
1.ページの一番下にしかない
ユーザーはページを最後まで読まないことがほとんどです。
読み始めた直後に「相談したい」と思っても、ボタンが見つからなければそのまま離脱します
2.「お問い合わせ」という文言だ
ユーザーからすると「問い合わせ」はハードルが高い言葉です。
「まず相談してみる」「無料で話を聞く」など、気軽さを感じさせる言葉に変えるだけで反応が変わります
3.ページに溶け込んでいる
背景色と似た色のボタン、小さすぎる文字など、デザインの問題でボタンが目立っていないケースも多いです
CTAはページの上部・中部・下部の3箇所に配置するのが基本です。
ファーストビュー(ページを開いてスクロールせずに見える範囲)に必ず1つ入れてください。
文言は「相談する」「話を聞いてみる」など、ユーザーが一歩踏み出しやすい言葉にするのが効果的です。
原因③ 信頼感の材料がない

問い合わせという行動は、相手への信頼があってはじめて起こります。
「この会社に連絡していいのか」「ちゃんと対応してもらえるのか」という不安が解消されなければ、ユーザーはフォームを開きません。
信頼感の材料として特に効果があるのは次の3つです。
1.顔と名前が見える
担当者の顔写真と名前があるだけで、問い合わせのハードルが大きく下がります。
「この人に相談するんだ」とわかるだけで安心感が生まれます
2.実績・事例が具体的
「〇〇業種のサイトを改善し、問い合わせが月20件→月300件に増加」のように、数字と業種が入った事例は強い信頼材料になります。
「多数の実績あり」という曖昧な表現ではほとんど効果がありません
3.お客様の声がある
第三者の声は、自社が何を言うよりも信頼されます。
写真付き・実名(もしくは会社名)のお客様の声は特に効果的です
まず担当者の顔写真と名前をサイトに載せることから始めてください。
次に、具体的な数字が入った事例を1件でもいいので追加します。
ここから手をつけるだけでも問い合わせ率が変わることがあります。
原因④ ユーザーの不安が解消されていない

問い合わせをためらう理由の多くは「不安」です。
料金はいくらかかるのか、どんな流れで進むのか、しつこく営業されないか...
こうした不安が解消されていないと、ユーザーは行動に踏み出せません。
特に問い合わせが来ないサイトに多い情報の欠如はこれです。
1.料金・費用感が一切書かれていない
「まずはお問い合わせください」だけでは、ユーザーは「どうせ高いんだろう」と思って離脱します。
「〇〇円〜」「月額〇万円から」など、概算でも構いません。
費用感が見えるだけで安心感が増します
2.進め方・流れが不明
問い合わせ後にどうなるかがわからないと不安になります。
「①お問い合わせ→②ヒアリング(30分)→③お見積り→④ご契約」のように、シンプルなフローを図解するだけで離脱を防げます
3.よくある質問がない
ユーザーが疑問に思うことを先回りして答えておくと、問い合わせのハードルが下がります。
「相談だけでも大丈夫ですか?」「契約を急かされませんか?」など、実際に聞かれることをFAQにしておくのが効果的です。
「問い合わせるまでにユーザーが感じる不安を全部書き出す」作業を一度やってみてください。
その不安に全部答えるコンテンツをページに追加するだけで、CVRは確実に上がります。
原因⑤ 問い合わせのハードルが高い

いざ問い合わせようと思っても、フォームが面倒すぎてやめてしまうユーザーは多いです。
よくある問題はこれです。
1.入力項目が多すぎる
「氏名・会社名・部署名・役職・電話番号・メール・住所・お問い合わせ内容・ご予算・ご希望の連絡時間帯」...
これだけ入力を求められると、気軽に相談する気が失せます。
最初の問い合わせに必要な情報は「名前・連絡先・内容」の3項目で十分です。
2.電話番号しか掲載していない
電話が苦手な人や、仕事中に電話できない人は多いです。
フォームとメールと電話、複数の連絡手段を用意しておくことで、間口が広がります。
3.フォームがスマートフォンで使いにくい
今は問い合わせの多くがスマートフォンから来ます。
PCで確認して問題なくても、スマートフォンで実際に試してみると入力しづらいケースがよくあります。
フォームの入力項目を最小限に絞ることが最優先です。
追加情報が必要なら、問い合わせ後のヒアリングで聞けば済みます。
「まず気軽に一歩踏み出してもらう」ことを優先してください。
原因⑥ 来ているユーザーがそもそもターゲットとずれている

アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合、原因がサイトの設計ではなく「アクセスの質」にあることがあります。
以前、整体院のサイトで月間14,000セッションあるのに申し込みが120件しか来ないという事例がありました。
調べてみると、アクセスの大半が地域のグルメ情報や駐車場情報を検索したユーザーからのものでした。
整体の予約を検討しているユーザーがほとんど来ていなかったのです。
確認方法はシンプルです。
Google Search Consoleの「検索パフォーマンス→クエリ」を開いて、どんなキーワードでサイトに来ているかを確認してください。
「自社のサービスに興味があるユーザーが検索するキーワードか」という視点で見たとき、的外れなキーワードばかりが並んでいる場合、記事やページの見直しが必要です。
ターゲットユーザーが検索するキーワードで書かれたコンテンツが不足していれば追加し、テーマと無関係なコンテンツが多ければ整理します。
アクセスの量より質を上げることがCVR改善の近道です。
今すぐ確認できるチェックリスト

自社サイトを見ながら、以下の項目を確認してみてください。
- サイトのゴールが1つに絞られているか
- ファーストビューにCTAボタンがあるか
- 担当者の顔写真と名前が載っているか
- 数字入りの実績・事例が1件以上あるか
- 料金の目安または進め方のフローが書かれているか
- 問い合わせフォームの入力項目が5項目以内か
1つでも「NO」があれば、そこが問い合わせを止めている原因になっている可能性があります。
まとめ
問い合わせが来ない原因は、ほとんどの場合アクセス数の問題ではありません。
- サイトの目的が複数あって、ユーザーが迷う
- CTAが弱い・見つけにくい
- 信頼感の材料がない
- ユーザーの不安が解消されていない
- 問い合わせのハードルが高い
- 来ているユーザーがターゲットとずれている
この6つのどれかに当てはまっていることがほとんどです。
一度にすべて直す必要はありません。チェックリストで「NO」だった項目から1つずつ手をつけていくだけで、問い合わせ数は変わってきます。
「どこから手をつければいいかわからない」「自分のサイトのどこに問題があるか見てほしい」という場合は、お気軽にご相談ください。
サイトを実際に確認した上で、優先順位をつけてお伝えします。
