ガンプラ買取サイトをゼロから作ってGoogle1位を獲得した話

「ガンプラ 買取」で検索すると、今このサイトが1位に表示されています。
大手リサイクル業者でも、全国チェーンでもない。
千葉県に実店舗を持つ、地元の買取店のサイトです。
このサイトをゼロから作り、約6ヶ月〜1年かけてGoogle1位を獲得するまでに何をやったのか。
広告・SEO・LP設計、やったことを全部書きます。
まずサイトの目的を明確にした

サイトを作る前に、最初にクライアントと確認したことがあります。
「1位を取ることが目的ではなく、買取の申込みを増やすことが目的」
これは当たり前のように聞こえますが、実際には「検索で上に出たい」という目標になってしまっているケースが多いです。
検索順位は手段であって、ゴールではありません。
このサイトのゴールは明確でした。
- 宅配買取の申込み件数を増やす
- 全国からガンプラを送ってもらえるようにする
この2点がブレなかったことが、結果的にサイト設計全体に一貫性をもたらしました。
競合サイトを徹底的に調べた

サイトを作る前に、「ガンプラ 買取」で検索して上位に出てくるサイトをすべて確認しました。
調べてわかったのは、競合の多くが「買取しています」という情報しか載せていないことでした。
買う側(ユーザー)の立場で考えると、知りたいのはこういうことです。
- 本当に高く買ってもらえるのか
- 送料や手数料はかかるのか
- 査定まで何日かかるのか
- 箱が潰れていても大丈夫か
- 組立済みのガンプラも売れるのか
競合がこれらの疑問に答えていないなら、こちらが全部答えればいい。
それだけで差別化できます。
LP構成で意識した3つのこと

1. ユーザーの不安を先回りして潰す
買取サービスを使う人が一番不安に思うのは、「損をしないか」です。
「送料無料」「キャンセル料無料」「査定後に金額を確認してから承諾」というフローをステップで見せました。
文章で書くより、図解の方がユーザーに伝わります。
2. 他社との比較表を入れた
「うちが一番いいです」と言うより、比較表で見せた方が信頼されます。
送料・キャンセル料・査定日数・振込スピードを他社と並べて比較する表を入れました。
ユーザーはどうせ自分で比べています。
ならば自社ページで比べてもらう方が、離脱を防げます。
3. 担当者の顔と名前を出した
買取という行為は、顔の見えない相手に大切なものを送る行為です。
不安が大きい。
担当者の顔写真と名前、そしてガンプラへの本音のコメントをページに載せました。
「この人が査定してくれるんだ」とわかるだけで、申込みのハードルが下がります。
買取表ページが1位獲得の決め手だった

SEOで一番効果があったのは、買取表ページの充実です。
HG・HG限定・MG・MG限定・RG・RG限定・PG限定・SD限定・その他限定品と、種類ごとに個別ページを作りました。
なぜこれが効いたか、理由は3つあります。
理由1:ロングレール
「HG ガンプラ 買取」「MG 限定 買取」などロングテールキーワードへの対応ができること。
理由2:更新頻度
買取価格を定期的に更新することでGoogleが「最新情報を提供しているサイト」と評価すること。
現在このサイトの買取表は週に3回更新されています。
理由3:安心感
ユーザーが「いくらで売れるか」をすぐ確認できるため、申込みへの動線が短くなること。
広告とSEOの使い分け

SEOだけに頼らなかったことも、このサイトがうまくいった理由の一つです。
サイトを公開したばかりの頃は、Googleがサイトを評価するまでに時間がかかります。そこで最初の数ヶ月はGoogle広告を使いました。
広告費は月に10万円程度で、月に100件程度の申込みを獲得しました。
広告を使う目的は2つありました。
- サイトが育つまでの申込みを確保する
- 広告データ(どのキーワードで申込みが多いか)をSEOに活かす
現在は広告費が月3万円まで下がり、SEOからの申込みの方が多くなっています。
広告とSEOを段階的に切り替えることで、コストを抑えながら安定した集客ができています。
結果:6ヶ月〜1年で1位、今は月70件の申込み

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 「ガンプラ 買取」検索順位 | 1位 |
| 月間広告費 | 約3万円 |
| 月間申込み件数 | 約70件(毎月安定的に獲得) |
| SEO vs 広告 | SEOからの申込みが多数 |
1位を獲得するまでに6ヶ月〜1年かかりました。
すぐに結果が出るものではありません。
ただ、一度順位が上がると、広告費をかけなくても安定して申込みが入り続ける状態になります。
ただし、買取サービスは販売とのバランスも重要です。
買取りすぎると在庫が積み上がるため、申込み件数は繁忙期に合わせて広告費で調整しています。
まとめ:中小企業のサイトで1位を取るために本当に必要なこと
今回やったことを振り返ると、特別なことは何もしていません。
- ゴールを「申込みを増やすこと」に絞った
- 競合が答えていないユーザーの疑問に答えた
- 買取表を充実させ、定期的に更新し続けた
- 最初は広告でデータを取りながら、SEOに移行した
「ガンプラ 買取」というキーワードは、一見すると大手が強そうに見えます。
でも実際に競合を調べると、ユーザーの疑問に答えられていないサイトが多かった。
そこに入り込む余地がありました。
どんなジャンルでも、ユーザーの疑問に正面から答えているサイトが最終的に強くなります。
SEOの技術論より先に、「このサイトを見た人が何を知りたいのか」を考える。
中小企業のサイト運用で一番大切なのは、結局そこだと思っています。


