SEO対策は自分でどこまでできる?無料でできる10選と、外注したほうが安いもの

足りないのは能力ではなく、時間。SEO対策自分でどこまで?無料でできる10選
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「SEO対策って、自分でできるんですか?」

中小企業の経営者やWeb担当者から、一番よく聞かれる質問です。

先に答えを書きます。

ほとんどは自分でできます。しかも、お金はかかりません。

この記事で挙げる10項目は、全部が無料のツールだけでこなせます。

有料ツールも、業者への依頼も要りません。

ブログをやっていない会社でも、そのうち4つは今日から手をつけられます。

ただし、全部を自分でやろうとすると詰まります。

できないからではありません。

SEO対策と呼ばれているものは中身がバラバラで、5分で覚えられるものもあれば、調べて判断できるようになるまでに何ヶ月もかかるものもあるからです。

本業をやりながらだと、そこに使える時間がありません。

足りないのは能力ではなく、時間です。

だから「全部自分でやる」か「全部外注する」かの2択で考えると、答えが出ません。

分けてください。

この記事では、無料でできる10項目を具体的に挙げたうえで、どこで線を引くかを書きます。

先に立場を明かしておきます。

私はWebサイトの制作も記事制作も請けている側です。

つまり「全部お任せください」と言ったほうが、自分の売上になります。

それでも自分でやったほうがいいものがあると思っているので、そこも含めて書きます。

目次

SEO対策は、3つに分けて考える

SEOと書かれた光るロゴを手のひらに載せている女性。ノートパソコンを操作している。

「SEO対策を自分でやるか、業者に頼むか」で迷っている方が多いのですが、この2択で考えると詰まります。

SEO対策と呼ばれているものは、中身がバラバラの作業の集まりです。

5分で終わるものもあれば、覚えるのに何ヶ月もかかるものもあります。

それを1つの箱に入れて「やるか、やらないか」で考えているから、答えが出ません。

分けてください。

基準は2つです。

覚えるのにどれくらい時間がかかるか。そして、それを年に何回使うか。

この2つで見ると、3つに分かれます。

スクロールできます
中身例
自分でやる覚えれば早い。しかも何度も使うページのタイトル/会社情報の整備/情報の更新/スマホ確認/キーワードを決める/内部リンク
一度教わって、自分でやる独学だと遠回りになるが、型を教われば一気に短くなる記事の書き方の基本
外注する覚えるのに時間がかかるのに、使うのは年に数回表示速度の改善/サーバーの保守/計測の初期設定

ここで大事なのは、能力の話をしていないことです。

SEO対策は、やろうと思えば全部自分でできます。

表示速度の改善も、調べれば手順は出てきます。

できないのではありません。

足りないのは、調べて、覚えて、自分で判断できるようになるまでの時間です。

本業をやりながらだと、ここが一番重い。

だから「何ができるか」ではなく「どこに時間を使うか」で分けます。

たとえば記事を書く作業は、最初の1本に丸一日かかっても、10本目には数時間で書けるようになります。

何度も使うので、覚えた時間が返ってきます。

一方、サーバーの設定は年に1〜2回しか触りません。

覚えるのに3日かかって、次に使うのは半年後です。

そのときにはまた調べ直すことになります。

同じ「できる作業」でも、覚える価値が違います。

お金をかけずに自分でできるSEO対策10選

タブレットの画面に並んだチェックリストにペンでチェックを入れている女性

ここから挙げる10項目は、無料のツールだけでできます。

外注も要りません。

2つに分けました。

前半はホームページ側、後半はブログ記事側です。

ブログをやっていない会社でも、前半の4つは今日から手をつけられます。

ホームページのSEO対策(4つ)

1. 各ページのタイトルを見直す

トップページ、サービスページ、会社概要。

それぞれに「タイトル」の設定があります。

検索結果に出るときの見出しになる部分です。

ここが「株式会社◯◯」だけになっている会社がとても多いです。

会社名を知っている人しか検索できません。

何をやっている会社かを、タイトルに入れてください。

「株式会社◯◯|千葉県八千代市の外壁塗装」のように、地域と業種が入っていれば、名前を知らない人にも見つけてもらえます。

2. 会社の基本情報を正しく載せる

住所、電話番号、営業時間、事業内容。

当たり前に見えますが、古いまま放置されていたり、そもそも載っていなかったりします。

Googleは「実在する会社かどうか」を見ています。

情報が揃っているかどうかは、ここに直接効きます。

店舗があるなら、Googleビジネスプロフィールの情報とも一致させてください。

3. 古い情報を最新にする

料金が変わったのに古い金額のまま、終わったキャンペーンが載ったまま、扱っていないサービスが残ったまま。

新しいページを増やすより、すでにあるページを最新に保つほうが先です。

実際、価格表を週3回以上更新しているクライアントのサイトでは、検索からの流入が大きく伸びました。

この話は『「定期更新が大事」は本当か|実際のGA4データで更新とアクセスの関係を証明する』で、実際のデータを出して書いています。ただし効くのは「すでにあるページを最新にする更新」で、ページを増やすこととは別です。

4. スマホで自分のサイトを開く

パソコンで作って、スマホで見ないまま公開している会社が多いです。

実際には、読む人の半分以上がスマホです。

文字が小さすぎないか、表が画面からはみ出していないか、電話番号がタップできるか。

上から下まで見るだけで、直す場所が見つかります。

ブログ記事のSEO対策(6つ)

5. 狙うキーワードを1つ決める

記事を書く前に、その記事で狙う検索キーワードを1つだけ決めます。

2つ3つと欲張ると、どちらにも刺さりません。

決め方は、Googleの検索窓に思いついた言葉を入れて、下に出てくる候補を見るだけです。

Googleの検索窓に「SEO 対策」と入力したときに表示されたサジェスト。「seo対策とは わかりやすく」「seo対策 具体例」「seo対策費用」「seo対策 自分で」「seo対策 英語」「seo対策とは 初心者」「seo対策 google」「seo対策 ai」「seo対策 意味ない」「seo 対策 なん の 略」の10件が並んでいる
SEO 対策と入力して表示されたサジェスト

これはサジェストといって、実際に検索されている言葉が出ています。

ここに出ない言葉は、誰も検索していません。

ちなみに、この画像にある「seo対策 自分で」は、いまあなたが読んでいるこの記事が狙っている言葉です。

このとき、検索される回数の多さで選ばないでください。

数が多い言葉ほど、大手や業者を紹介するサイトが占めています。

理由は次の項目で書きます。

キーワードの選び方は『中小企業がSEOキーワードを選ぶ方法|検索ボリュームより先に見るべきもの』で詳しく書いています。

6. その言葉で検索して、何が出てくるかを見る

決めたキーワードで実際に検索して、1ページ目の10件を見てください。

ここを飛ばす人がとても多いです。

見るのは2つです。

1つ目は、「一括見積もり」「◯◯社を徹底比較」といった、業者を紹介するサイトが並んでいないか。

こうしたサイトは何百社ぶんの情報を持っていて、1社が1記事で太刀打ちできる量ではありません。

Googleがその言葉を「業者を探している人の検索」だと判断しているので、自社サイトの記事がどれだけ良くても、探しているものが違うと見なされます。

実際、私の会社のサイトでも「Google広告 費用」という言葉で記事を書きましたが、3ヶ月で検索結果に1回も出ませんでした。

一方で、業者を紹介するサイトが出てこない「Google広告 最低料金」では6位あたりに入っています。

同じ広告の金額の話で、結果が正反対でした。

もう1つ、分かりやすい例を出します。

「ホームページ制作会社 おすすめ」で検索した結果。上位5件すべてが「おすすめ29社」「大手Web制作会社20選【比較表】」「東京でおすすめの32社」「おすすめ比較」「おすすめ22社」という複数社を紹介するランキング記事で、制作会社自身のサイトは1件も出てきていない

「ホームページ制作会社 おすすめ」で検索すると、上位は「おすすめ29社」「20選」といった、複数の会社を紹介する記事で埋まります。

制作会社自身のページは1件も出てきません。

これは制作会社の記事が悪いからではありません。

Googleがこの言葉を「何社か比べたい人の検索」だと判断しているので、1社を紹介するページは求められていないと見なされます。

2つ目は、出てくる記事が自分の書こうとしている内容と合っているか。

同じ言葉でも、Googleが「手順を知りたい人の検索」だと判断していれば、体験談を書いても出てきません。

この確認の手順は『記事を書く前にやる競合チェックのやり方|勝てないキーワードを見抜いて消耗を防ぐ方法』にまとめています。

7. その言葉を打った人が、何を知りたいのかを書き出す

上位10件のタイトルと見出しを見ると、答えるべきことが分かります。

上位が揃って書いていることは、検索した人が知りたいことです。

Yahoo!知恵袋で同じ言葉を検索するのも有効です。

質問文そのものが、読者の言葉づかいで書かれています。

ここで書き出した項目が、そのまま記事の見出しになります。

8. 見出しで骨組みを作ってから書く

本文を書く前に、見出しだけを先に並べます。

7で書き出した「知りたいこと」を、答える順番に並べるだけです。

あわせて2つ守ってください。

1つの記事で答えるのは1つの疑問だけ。

そして専門用語を使わないこと。

自分の業界では当たり前の言葉が、読む人には通じません。

9. 関連する自社ページにリンクを貼る

記事の中で「これは別のところで詳しく書いている」という箇所があれば、そこに自社のページへのリンクを貼ります。

読む人が次に知りたくなる場所にだけ貼ってください。

本数を増やすこと自体が目的になると、関係のないリンクが並んで邪魔になります。

10. 画像に説明文(alt)を入れる

画像を入れるときは、alt という欄に何が写っているかを書きます。

先に言っておくと、altを書いたから順位が上がる、ということはありません。

ここを期待して書くものではないです。

では何のためかというと、目の見えない人が読み上げで聞いたときに内容が伝わるようにするためです。

画像が表示されなかったときにも、この文が代わりに出ます。

「イメージ画像」では何も伝わりません。

文字が入っている画像なら、その文字を書き起こしてください。

順位のためではなく、読む人のために書く項目です。

SEO対策の記事でこれを挙げているのは、やっていない会社がほとんどだからです。

効果が小さいから後回しにされますが、手間もほとんどかかりません。

記事の書き方だけは、一度教わったほうが早い

ノートパソコンで記事を書いている女性

3つの分類のうち、真ん中の「一度教わって、自分でやる」に入るのは記事の書き方です。

ここだけ扱いが違う理由を書きます。

独学でも書けますが、遠回りになります。

記事の書き方は、調べれば情報がいくらでも出てきます。

ただし出てくる情報の量が多すぎて、何が自社に必要なのかが分かりません。

しかも書いた記事が良いのか悪いのかは、3ヶ月経って順位がつかないと分からない。

答え合わせまでの間隔が長すぎるんです。

その3ヶ月を何度か繰り返してようやく掴むものを、型として先に渡してもらえば数週間で済みます。

一方で、覚えてしまえば一生使えます。

記事は本数が要るので、外注し続けると費用が積み上がります。

内製化する価値が一番大きいのがここです。

記事はスタッフが、サイトは私が。申込みは14倍になった

以前に運用を担当した買取サイトでは、記事はすべて社内のスタッフが書きました。

文章のプロでも、Webの専門家でもありません。

スタッフが記事を書いているあいだに、私は申込みまでの動線とフォームを作り直し、買取表も1週間ごとの更新から、現場の担当者から依頼が来たその日のうちに更新する形に変えました。

2018年4月に月32件だった申込みは、2020年12月に月469件になりました。

広告費はゼロです。

中身を分けると、サイトに来る人が約4倍、来た人が申し込む率が約3.7倍。

スタッフの記事が人を連れてきて、作り直したサイトがそれを申込みに変えました(2020年は巣ごもり需要の追い風もありました)。

スタッフに渡したのは、次の5つだけです。

  • 1記事1テーマに絞る……1つの記事で、1つの疑問だけに答える
  • 専門用語を使わない……小学生が読んでも分かる言葉で書く
  • タイトルにキーワードを入れる……検索する人が打ち込む言葉を必ず入れる
  • 適度に画像を入れる……文字だけの画面にしない
  • ユーザーがなぜこの言葉で検索したのかを、書く前に書き出す……検索した人の頭の中を、書き始める前に紙に出す

特に5つ目です。

これは作業手順ではなく、「会社が言いたいこと」ではなく「読み手が知りたいこと」から書き始めるための仕組みです。

型を渡して終わりではない

週に1回打ち合わせをして、書いた原稿を一緒に見ながら直していきました。

最初から書ける人はいません。

書く→見てもらう→直すを繰り返すうちに、本人がコツを掴んでいきます。

この往復がないと、型を渡しただけでは変わりません。

もう1つ、繰り返し伝えたことがあります。

会社の売上は意識しなくていい。読みに来た人にだけ、全力で答えてください。

中小企業のブログが伸びない一番の原因は、技術不足ではありません。

記事の中に「うちの会社はすごい」「ぜひお問い合わせを」が混ざった瞬間、読み手のための記事ではなくなります。

そういう記事は読まれないし、検索でも上がりません。

スタッフに書いてもらうときの進め方は『スタッフにブログを書いてもらうのは難しい|スタッフに渡していい仕事と、渡してはいけない仕事』に書いています。

AIで書けるようになったが、前提は変わっていない

いまはAIがあるので、文章を作ること自体のハードルは大きく下がりました。

ただ、何が効く書き方なのかを知らないままAIに書かせても、量が増えるだけです。

誰に向けて、何に答える記事なのかを決めるのは、結局人の側の仕事です。

型を先に覚える必要性は、むしろ上がっています。

外注したほうが、結局安いもの

データをペンで指して説明している男性の手元

ここからは逆に、自分で抱えないほうがいいものです。

判断の基準は前に書いたとおり、覚えるのにかかる時間と、使う頻度です。

年に1〜2回しか使わない作業を覚えるために3日使うのは、割に合いません。

1. サーバーの管理と、更新して壊れたときの復旧

WordPressを使っているなら、本体とプラグインの更新は定期的に必要です。

古いまま放置されたサイトは機械的に探されて、まとめて改ざんされます。

規模が小さいから狙われない、ということはありません。

更新作業そのものは、ボタンを押すだけなので誰でもできます。

問題は、更新して壊れたときです。

WordPressの更新では、デザインが崩れたりフォームが止まったりすることがあります。

そこで固まると、サイトが表示されない時間が生まれます。

戻し方が分からない状態なら、月額の保守で持ってもらうほうが安全です。

金額の目安として、自分の請求内訳を出します。

保守として月に8,000円〜10,000円をいただいていて、含まれるのは次の4つだけです。

  • WordPressの更新
  • 更新後にエラーが出ていないかの確認
  • サーバーの管理(PHPのバージョンアップなど)
  • 軽微な更新(依頼があったときだけ)

新しいページを作る、デザインを変える、記事を書く、広告を運用する。

これらは全部別料金です。

月1万円で全部やってもらえる、ということはありません。

この金額の中身は『ホームページの保守費用は金額では判断できない|請ける側が月8,000〜10,000円の中身を全部公開します』で全部公開しています。

2. 表示速度の改善と、技術的な設定

ページの表示が遅い、スマホで崩れる、構造化データを入れたい。

こうした技術面は、触る回数が少ないわりに覚えることが多い領域です。

しかも間違えても自分では気づけません。

記事が下手なのは読み返せば分かりますが、設定のミスは表面上なにも起きないまま、検索結果に出なくなります。

実際、自社のサイトでも、ある記事に「このページの正しいURLは別の記事です」という設定が入ったまま、2年近く公開していたことがあります。

本文を何度読み返しても見つかりません。

設定を開かないと分からない種類のミスでした。

3. 計測の初期設定

GA4とSearch Consoleは、どちらも無料です。

入れておくと、どれくらいの人が来て、どんな言葉で検索されているかが分かります。

ただし最初の設定は間違えやすいので、ここは分かる人にやってもらったほうが早いです。

特に「申し込みが1件入った」を正しく数える設定は、つまずきやすいところです。

4. どのキーワードを狙うか、どの記事を直すかの判断

ここが一番、専門性が出る場所です。

前に書いたとおり、狙う言葉を間違えると何を書いても検索結果に出ません。

そして間違えたことに気づくまでに3ヶ月かかります。

記事を書く作業より、この判断のほうが難しい。

私自身、今でも毎日ここに頭を使っています。

ただし、数字を見ること自体は自分でやってください

外注しても、これだけは自分でやってください。

月に一度、GA4とSearch Consoleを開いて眺めることです。

設定は外注していいのですが、見るのを外注先のレポートだけにすると、「先月と比べてどうだったか」しか分からなくなります。

そして数字を見ていない状態では、外注先の提案が妥当かどうかを判断できません。

判断できなければ、言われたとおりにするしかなくなります。

最初は意味が分からなくても大丈夫です。

月に一度開くだけでも、半年経つと変化に気づけるようになります。

自分でやってはいけないこと

NGと書かれたブロック

自分でできることを挙げてきましたが、やらないほうがいいこともあります。

どれも、良かれと思ってやって逆効果になる型です。

被リンクを自分で増やす

被リンクというのは、他のサイトから自社サイトに貼られたリンクのことです。

これが多いと評価が上がる、という話を聞いたことがあるかもしれません。

間違ってはいないのですが、自分で増やしにいくのはやめてください。

被リンクは「良い記事を書いた結果、自然に貼られる」ものです。

取りに行く作業ではありません。

お金で買う、自分で貼り合う

お金で買う、自分で複数のサイトを作って貼り合う。

こうした増やし方はGoogleに見抜かれていて、順位が下がる原因になります。

一度ペナルティを受けると、戻すのに時間がかかります。

相互リンクの営業は、相手のサイトを開いてから決める

「お互いのサイトにリンクを貼りませんか」という問い合わせも、かなりの数が来ます。

丁寧な文面で、費用もかからないと書いてあります。

実際に届いた1通には、こう書かれていました。

異なるジャンルであっても、貴サイトの読者様に新たな情報源としてお役に立てる可能性があり——

見分け方は、相手のサイトを実際に開いてみることです。

判断できる点が3つあります。

1つ目は、自社の読者に関係があるか。

上の例では、送り主は飲食店で、こちらはWebの情報サイトでした。

読む人が重なりません。

しかも「異なるジャンルであっても」と、送り手自身が書いています。

2つ目は、メールアドレスのドメインと、紹介されているサイトのアドレスが一致しているか。

この1通は、2つが別々のドメインでした。

本当にその店が出しているのか確認できません。

3つ目は、文末に管理番号のような文字列が付いていないか。

付いていれば、大量に送って返信を機械的に処理している形です。

1件ずつ検討して送っているわけではありません。

関係のないサイトと貼り合っているリンクは、Googleから見ても不自然です。

断って構いませんし、返信しなくても問題ありません。

本数を増やすことを目的にする

「毎日更新したほうがいい」と言われて、書くことがないまま数を埋めにいくパターンです。

検索されない記事を10本書いても、検索結果には1回も出ません。

増えるのは管理する手間だけです。

しかも後から「どの記事を残すか」を決める作業が発生します。

書く前に、その記事が答える疑問を1つ決めてください。

決まらないなら、その記事は書かなくていいです。

キーワードを本文に詰め込む

狙っている言葉を本文に何度も入れると順位が上がる、という話も昔からあります。

いまは効きません。

それどころか、不自然に同じ言葉が並んだ文章は読みにくいので、途中で戻られます。

読まれない記事は評価されません。

タイトルと見出しに自然に入っていれば十分です。

毎月払っている「SEO対策費」の中身を確認しない

これは自分でやることではありませんが、放置しているとお金だけ出ていく型なので挙げておきます。

サイトの初期設定(タイトルや説明文の設定など)を最初に一度やっただけで、その後は何もしていないのに毎月「SEO対策費」を請求し続ける業者がいます。

こうした設定は本来、一度やれば終わる作業です。

毎月払い続けるものではありません。

今月なにをやったのかを聞いてみてください。

具体的に答えられない場合は、中身を確認したほうがいいです。

見分け方は『悪質なSEO業者の見分け方6つ|タグ設定だけで毎月請求された実例から解説』に、実際の請求内容とあわせて書いています。

ツールは、まず無料のもので足ります

Google Analyticsの管理画面が表示されたパソコンモニター

SEO対策の記事を読むと、たいてい有料ツールが並んでいます。

月に何万円もするものもあって、そこで「自分には無理だ」と思ってしまう方が多いです。

先に言っておくと、最初は無料のツールで足ります。

ここまで挙げた10項目は、無料のツールだけでこなせます。

まず入れる2つ(どちらも無料)

Google Search Console

どんな言葉で検索されて、自社サイトが何番目に出ているかが分かります。

SEOで見るべき数字は、ほぼここに揃っています。

→ Google Search Console

GA4(Googleアナリティクス)

どれくらいの人が来て、どのページが読まれて、何件申し込みがあったかが分かります。

→ Googleアナリティクス

この2つだけで、最初の1年は困りません。

どちらもGoogleが無料で提供しているものです。

キーワードを調べるとき

検索窓のサジェスト

Googleの検索窓に言葉を入れて、下に出てくる候補です。

実際に検索されている言葉が並びます。

登録も不要で、これが一番手軽です。

ラッコキーワード

1つの言葉に対して、一緒に検索されている言葉をまとめて出してくれます。

無料プランでも使えます。

→ ラッコキーワード

Yahoo!知恵袋

検索ツールではありませんが、読者がどんな言葉で困っているかを知るのに向いています。

質問文がそのまま、読者の言葉づかいです。

→ Yahoo!知恵袋

有料ツールが要るのは、この段階から

無料で足りなくなるのは、次のようなことをやりたくなったときです。

  • 狙っているキーワードが増えて、管理しきれなくなった……記事が何十本にもなると、どの記事でどの言葉を狙ったかが分からなくなります
  • 競合サイトがどこからリンクをもらっているか調べたい……無料では分かりません
  • 競合がどの言葉で人を集めているか知りたい……無料では分かりません

金額の幅がかなり大きいので、目安を出します。

順位を記録できるツール

順位を記録するツールは、思ったより安いです。

GRCは一番下のプランが月495円(税込)、上でも月2,475円です。

Rank Trackerは年16,999円(月あたり約1,400円)。

Rank Trackerには無料ライセンスもあります(保存やレポート印刷などが制限されます)。

→ GRC

→ Rank Tracker

競合調査ができるツール

高いのは、競合調査までできるツールのほうです。

ahrefsは一番安いプランで月19,900円(税抜)、Semrushは月32,835円(税込・1ドル150円で換算した金額)からです。

→ ahrefs

→ Semrush

※金額は2026年9月時点のものです。Semrushはドル建てなので、為替で変わります。

正直なところを書くと、私は以前 Rank Tracker の有料プランを使っていましたが、いまは使っていません。

使えなくなったのではなく、Search Consoleで足りているからです。

逆に ahrefs は、使えるならかなり便利です。

競合がどこから評価されているかが見えます。ただ、月2万円は記事を書く外注費とほぼ同じです。

その段階なら、記事に回したほうがいいと思っています。

目安としては、記事が何十本か溜まって、狙ったキーワードを一覧で管理したくなったときです。

そのときでも、まず月数百円のものから試せば十分です。

自分の場合も、最初に入れたのは Search ConsoleとGA4 だけでした。

分析に時間を使いすぎないでください

最後にひとつ、自分でも何度もやってしまう落とし穴を書いておきます。

数字を見るのは、やればやるほど楽しくなります。

順位が1つ上がった、この記事の表示回数が増えた、この言葉で出るようになった。

見ていると時間が溶けます。

ツールを増やすと、見られるものがさらに増えるので、もっと溶けます。

ただ、分析している間、記事は1本も増えていません。

数字を見るのは、次に何をするかを決めるためです。

決まったら閉じて、書いてください。

月に一度、30分開いて「今月はどの記事を直すか」を決める。

それで足ります。

有料ツールを入れる前に考えてほしいのは、見られるものが増えて、書く時間が減らないかです。

数字が動かない時期にどう考えるかは『SEOの効果はいつ出る?表示回数が増えても平坦なままの理由|80本書いて今も耐えている自社データで話します』に書いています。

まとめ|判断の基準は「覚えるのに何日かかって、年に何回使うか」

SEO対策は、全部を自分でやる必要も、全部を外注する必要もありません。

分ける基準は1つです。

覚えるのにかかる時間と、それを使う頻度。

  • 自分でやる……ホームページ側の4つ(タイトル/会社情報/情報の更新/スマホ確認)と、ブログ記事側の6つ。覚えれば早く、何度も使います
  • 一度教わって、自分でやる……記事の書き方。独学だと遠回りですが、型を教われば一気に短くなります
  • 外注する……サーバーの保守、表示速度の改善、計測の初期設定。覚えるのに時間がかかるのに、使うのは年に数回です

そして、外注しても数字を見ることだけは自分でやってください。

見ていない状態では、業者の提案が妥当かどうかを判断できません。

今日、ひとつだけやるなら

自社のホームページを検索してみてください。

会社名で検索したときに、検索結果に出てくる見出しが「株式会社◯◯」だけになっていないか。

何をやっている会社かが、そこに書かれているか。

書かれていなければ、10項目の1つ目がそのまま今日やることです。

5分で終わります。

SEO対策で一番もったいないのは、何をやるか決まらないまま時間が過ぎることです。

やることが多すぎて手がつかない。

業者に頼むべきか迷って止まる。数字を眺めているうちに1ヶ月経つ。

どれも、サイトは1ミリも良くなっていません。

線を引いてしまえば、自分の担当分ははっきりします。

あとは手を動かすだけです。


自社で進めてみて、「この記事の質で公開していいのか分からない」「書いてはいるが、成果につながっている実感がない」という段階になったら、そこは判断が要る場所です。

SALUTAMでは、書き方を教えて社内で書ける体制をつくるところからお手伝いしています。

まず現状を聞かせてください。お問い合わせから気軽にご相談ください。

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